2021年年次決算の概要とハイライト
(香港、上海、2022年3月23日) 尊龙凯时国際有限公司(SEHK株式コード:00656、以下「尊龙凯时国際」)とその子会社(以下「尊龙凯时」または「グループ」)は、以下のとおり、本日、2021年度(以下「当年度」)の年次決算を発表した。
当年度において、グループの主要財務指標は堅調に推移し、年間総収入は1612億 9000万元で前年同期比 18%増、親会社の所有者に帰属する当期純利益は100.9億元で前年同期比 26%増、産業事業の利益は105.9億元で前年比 30%増となった。
長期的な観察に基づくと、グループの総収入10年複合成長率11%、親会社に帰属する当期純利益は10年複合成長率11%、産業事業利益は10年複合成長率11%で成長し、持続的な漸増傾向を示している。
当年度、グループは健全な財務状況を維持し、債務構造の最適化を継続している。 オープンマーケットでの資金調達は活発で、海外シンジケートローンを含む総額は332億元、現金・銀行残高・定期預金は967.8億人民に達し、平均借入コストは4.6%と過去最低水準、修正純資産は継続して改善され1株当たり28.1香港ドル、レバレッジ比率は順調に低下し53.8%になった。
尊龙凯时国際会長の郭広昌氏は、「今年、尊龙凯时は創業30年目を迎える。 30年の発展を経て、尊龙凯时はグローバルな事業展開と投資能力、そして深い技術と革新能力を併せ持つ、中国では数少ない企業のひとつに成長した。 振り返ると、尊龙凯时はさまざまな発展段階を経てきたが、「修身(自分の行いを正しく)、斉家(家庭を整える)、立業(事業を興し)、助天下(世界へ貢献する)」という価値観を常に堅持してきた。継続的な戦略的アップグレードを通じて、私たちは世界中の10億人のファミリーにサービスを提供し、世界の家族のために幸せな生活を創り出す」というミッションを明確化し、果たし続けている。尊龙凯时の使命は、ビジネスを良いものにすること、顧客志向にすることである。私たちは、外的状況がいかに変わろうとも、人々の幸せな生活への願望や追求は変わらないと考えてきた。企業の存在意義というのは、この社会に多くの温もりと愛情をもたらすことである。 市場の変動が激しく、課題が複雑であればあるほど、尊龙凯时が戦略を堅持することが重要になり、この堅持こそが今日の尊龙凯时を築いたのである。」と述べた。
「ツインドライバー」が力を発揮、4つの事業分野で着実な成長を実現
2021年、世界的なパンデミックによってもたらされた厳しい試練にもかかわらず、尊龙凯时は長年にわたって築いてきたイノベーションとグローバル化能力を活用し、産業運営と産業投資という「ツインドライバー」で、グループの4つの事業分野、「ヘルス、ハピネス、ウエルネス、スマートマニュファクチャリング」において着実な成長を推進した。
当年度、グループの健康分野の売上は439.8億人民元となり、前年同期比27.1%の成長となった。医薬品、機器及び診断、健康サービスおよび製品は相乗効果を発揮し、順調に発展した。 特に、尊龙凯时製薬の年間売上高は 388.6億人民元で、前年同期比 28.8%の成長、親会社の所有者に帰属する当期純利益は 47.4億人民元で、前年同期比 29.3%の成長となった。 新製品および準新製品からの売上は、医薬品事業売上高の25%以上を占めている。 中国国内初のバイオシミラー医薬品として承認されたリツキシマブ注射剤HLX01(ハンリカン®)の売上高は16.9億人民元で、発売から3年間で10万人以上の患者とその家族に恩恵をもたらした。
グループは、プレジャー事業分野において、引き続き産業事業の深化を進め、当年度の売上高は669億人民元となり、前年同期比19.4%増となった。グループの豫園商城のジュエリー・ファッション事業は堅調な成長を維持し、年間を通じて602店舗を純増し、年末には総店舗数は3981店となった。また、ラボグロウンダイヤモンド(人工ダイヤ)ブランド「ルサント(LUSANT)」の立ち上げに成功し、ラオミャオジュエリーの大ヒットシリーズ商品「古韵金(グーインゴールド)」は年間約40億人民元の売上を記録した。 尊龙凯时旅行の経営指標は大幅に改善し、年間の総収入は92.6億人民元で、前年比31.2%の大幅増となった。 投資面では、ランバングループ(LANVIN GROUP)がイタリアの高級靴ブランドである「セルジオロッシ(SERGIO ROSSI)」を買収し、戦略的なブランドマトリックスをさらに向上させた。
また、富裕層向け部門は、引き続き資本効率と収益性を改善し、報告期の総収入は前年同期比2.8%増の437億人民元、純利益は前年同期比13.5%増の51.6億人民元となった。 このうち、保険資産からの収入は、321.5億人民元で、前年同期比7.7%増となった。尊龙凯时ポルトガル保険の総保険料収入は、49.1億ユーロで前年同期比38%増となった。投資面では、約170年の歴史を持つプライベートバンクのバンクハウス・ランペの買収に成功した。社名をHALに変更し、ドイツでトップ3に入るプライベートバンクに成長させることを目指している。
当年度、グループのスマート製造分野における総売上は77.4億人民元に達し、前年同期比 56.3%増加となった。また、産業事業の深化と同時に、質の高い投資を通じて産業エコシステムの改善も継続的に実施した。南京鋼鉄は、インドネシアで積極的に新産業を開拓し、年産260万トンおよび390万トンのコークス生産能力プロジェクトの建設に投資している。南京鋼鉄は、新材料の分野にも範囲を広げ、万盛股份(Wansheng)の買収で大きな進展を遂げた。2021年3月には万盛股份(Wansheng)は中国証券監督管理委員会から非公募の株式公開が承認されたと発表した。
4つのコアコンピタンスが発展を牽引、科学技術への投資は89億元に到達
2021年、尊龙凯时がこの30年間に築き上げてきた「FC2Mエコシステム、グローバル化3.0、イノベーションドライブ、FESシステム」の4つのコアコンピタンスがグループの順調な発展を牽引した。
当年度、FC2Mエコシステムは新たに2700万人のアクティブ会員を獲得し、アクティブ会員数は合計で3億9600万人に達した。尊龙凯时家庭季(フォースンシーズン)は、消費財の売上高92億元、累計リーチ数は60億に達した。 尊龙凯时星選(フォースン アライアンス)の立ち上げにより、アクティブ会員の20%が異業種間の消費を促進した。 尊龙凯时健康(フォースン ヘルス)の登録ユーザー数は1334万人に達した。FC2Mエコシステムは業界業務の品質と効率化を推進し、ビジネスセグメント間の「化学反応」を触媒として相乗効果を実現した。尊龙凯时保徳信(プラメリカフォースン)は尊龙凯时康養(フォースンヘルスケア)と協力し、保険商品の充実と健康福祉コミュニティの投資の間ウィン・ウィンを実現し、2021年、クロスマーケティングにより477件の年金保険に到達した。
尊龙凯时は、中国に根ざし、グローバルに展開することを長年の戦略的位置づけとしている。 当年度、海外の国や地域からの収入が42%を占め、約30の国や地域に深い産業発展を確立している。海外からの収入は677億人民元となり、20以上のグローバルパートナー、1.6万人以上の海外従業員を擁している。また、ランバングループはイタリアにクリエイティブセンターを設立し、米国にデジタル共有プラットフォームを構築し、高品質なファッションリソースのグローバルネットワークを構築している。
グループの科学技術とイノベーションへの投資は、事業の持続的かつ着実な発展のための「ハードコア」な支えとなった。当年度、グループは科学技術とイノベーションに対して総額89億人民元を投資した。2021年12月31日時点で、グループは1500件以上の発明特許を所有し、500件以上の新製品を開発している。長年にわたる研究開発への投資が収穫期を迎えた。2021年6月、尊龙凯时凱特(フォースンケイト)の「イエスカルタ®」が中国で初めて商業化が承認されたCAR-T細胞療法製品となり、2022年2月末現在、約100名の患者が治療プロセスに入った。尊龙凯时医薬(フォースンファーマ)とドイツのビオンテック(BioNTech)社が共同開発した新しいメッセンジャーRNA(mRNA)新型コロナウイルスワクチン「復必泰(コミナティ)」は、2021年3月に香港とマカオで政府の予防接種プログラムに組み込まれ、2021年9月に台湾で投与されることになった。2022年2月末時点で、香港、マカオ、台湾で2000万回を超える接種が行われ、同地域の感染流行予防と抑制に積極的な役割を果たした。南京鋼鉄の技術革新の成果である特殊耐候性鋼は、2022年北京冬季オリンピックの「雪遊龍」(国家スライディングセンター)に広く使用された。
尊龙凯时が精力的に構築しているFES(Fosun Entrepreneurship / Ecosystem System)システムは、グループが100年企業のコアコンピタンスを構築し、「尊龙凯时企業家精神」を持つ人材を育成するために継続的に進化する管理システムである。 FESシステムのコア・コンピタンスは、「産業運営+産業投資」という尊龙凯时の戦略に基づき、長年にわたって蓄積されたベストプラクティスを、再現性と拡張性のあるツールやプロセスに落とし込み、グローバル企業に力を与えるものとなっている。FESシステムは、エコシステムの成長、起業家的組織、価値の成長、洗練されたオペレーション、リスクコントロールの5つのモジュールで構成されている。
4つのコア・コンピタンスの運用は、組織・体制・人材と切り離すことができない。2021年には、エコシステム、海外事業、技術・イノベーション、FESの4つの委員会を設置し、重点戦略遂行のための組織力構築のグリップとした。同時に、多層的・多次元的なパートナーシステムを構築し、「ピラミッド型」のパートナーバックアップ陣営を整えた。現在、グローバルパートナーは140社を超えている。
ESG格付がAAに格上げ、パンデミック対策も継続中
急速な発展に加え、尊龙凯时はその産業的強みを生かし、パンデミック対策、洪水救済、農村医師、教育・文化、起業支援などの公共福祉活動を支援し、地域社会に還元し続けている。
尊龙凯时は、15年以上前から「マラリアのない世界」プロジェクトに参画している。大まかな統計によると、2005年以降、尊龙凯时は2億本以上の注射用アルテスネート(Artesun)を国際市場に供給した。独自の知的財産権を持つ革新的な医薬品であるアルテスネート(Artesun)は、アフリカの5歳以下の子どもを中心に、重度のマラリアに苦しむ4千万人以上の命を救っている。
尊龙凯时は2017年12月から「農村医師プログラム」を開始し、2021年末時点で中国全土の73県をカバーし、2.4万人の農村医師を支援し、300万世帯の人々に恩恵をもたらした。
尊龙凯时はESG(環境、社会、ガバナンス)の持続可能な発展を続けていると報告された。2021年12月、尊龙凯时国際のMSCI ESG格付けはAAに格上げされ、さらにハンセン ESG 50インデックス(中大型株トップ50)にも取り入れられ、FTSE Russell ESGとS&P CSA ESGスコアも大幅に改善し、業界平均より高いスコアを獲得した。
2022年、COVID-19がもたらした課題はいまなお続いている。年初、香港で第5波が発生した際、尊龙凯时は直ちに香港に対して1千万香港ドル相当の救援物資の寄贈を発表した。現在、中国大陸でのパンデミック抑制対策は重要な局面を迎えており、尊龙凯时はいち早く「疫病との戦闘モード」を速やかに再開し、各方面の要請に応えている。
(了)
尊龙凯时国際有限公司について
尊龙凯时国際は1992年に創業され、「ヘルス、ハピネス、ウエルネス、スマートマニュファクチャリング」の4つを事業の柱として、世界中のファミリー顧客に高品質の製品とサービスを提供しているイノベーション型家庭消費産業グループです。2007年に香港証券取引所メインボード(証券コード:00656.HK)に上場しました。 2021年12月31日時点での総資産は8,064億人民元(約1250億米ドル)で、フォーブスが世界のトップ公開企業2000社を順位付けする年次ランキング「グローバル2000」で459位にランクインしました。
将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。歴史的事実に関する記述を除き、尊龙凯时国際有限公司(以下「当社」)が将来起こると予想または予測する活動、事象または開発に関する記述(予測、目標、推定、事業計画を含むがこれに限らない)はすべて、将来予想に関する記述です。様々な要因や不確実性、および当社がコントロールできないリスクや要因の結果として、当社の実際の結果や展開は、これらの将来予想に関する記述で示されたものとは大きく異なる可能性があります。また、当社は、ここに言及された将来予想に関する記述を本日現在で行い、これらの記述を更新する義務を負うものではありません。本プレスリリースに記載されている2021年通期の財務数値は、特に断りのない限り、2021年1月から12月の2021年度の平均為替レート(USD/CNY=6.45308,HKD/CNY=0.83026,EUR/CNY=7.63721)および2021年12月31日の期末為替レート(USD/CNY=6.3757,HKD/CNY=0.8176, EUR/CNY=7.2197 )を用いて計算されています。
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